議場解放とDXとゼロカーボンシティー
- sumioyamashita2847
- 2023年7月21日
- 読了時間: 2分
開成町が本日7月21日より8月28日まで、中学生以上にサードプレイスとしての議場解放をしたことがメディアに取り上げられました。
今朝全員協議会のために町役場3階に行くと既にメディアのクルーが準備中でした。
在京キー局のフジテレビはじめ3社のカメラが入ったようで、そのうち県域放送であるTVKは既にニュースで流してくれました。
目的としては概ね以下の4つとされています。
・町民に親しまれる議会の実現に向けて
・子どもたちの町政への関心を深め、町民に開かれた議会を実現
・本会議などの期間以外の議場の有効活用
・町内には自習室がない町民の利便性の向上
ですが、私はもうひとつ、ゼロカーボンシティーを表明している開成町としては、そこについても意味付けしてほしかったなと思います。
ゼロカーボンシティーとは、地球温暖化対策の推進にあたり、温室効果ガスの排出の抑制等のための、脱炭素社会に向けて、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロに取り組むもので、開成町は令和2年3月の町議会において表明しています。
議場の解放とゼロカーボンがなぜ結びつくかと言えば、解放した議場を多くの方が利用することで、その方たちが各家庭でエアコン入れるよりも電力消費を削減し、それに伴ってCO2の排出量も削減できる可能性があるからです。
もちろん家庭にはほかの家族がいて各部屋冷房を使用している可能性もあるので実効性は未知数ですが。
ただこういうことは塵も積もればなんとやらで細かいことの積み重ねしかありません。
行政や議会のDXについてもそうした意味からも進めなくてはいけないと思います。 4月の統一地方選挙で私は当選しましたが、その時の選挙公報の原稿はデータでも提出できるよということでしたが、方法はCDに焼いて選管に提出するというものでした。
私の宣伝物を作ってくれたデザイナー氏は『こういうのはメールで送って入稿することでクルマでその場所に行かないことによってCO2も出さないとか、そういうところに意義があるのに。せっかくのデータ提出も持参しろはないよ』と言っていました。
DXの意味はペーパレスで森林伐採を減らせるということもありますが、その場に行ってフィジカルで提出しなくてもデータで提出することで移動に伴う交通機関のエネルギーに由来するCO2の排出を抑制することにもあります。
もし開成町が本当にゼロカーボンシティーを目指すなら、あらゆる課題でこうした側面からも物事をとらえてほしいと思います。
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