1人だけでした
- sumioyamashita2847
- 2023年6月26日
- 読了時間: 3分
御殿場線のTOICAエリアと東海道線のSuicaエリアの「エリアまたぎ」の問題解消を目指す議員連盟があります。
御殿場線の駅のある松田町や山北町だけでなく開成町の議員も参加しています。
先日議員が全員顔をそろえた場でもすでに参加している方から説明があり、参加者を募られました。
私は思うところあって、手を挙げませんでした。
一人だけでした。
実は町内の鉄道マニアS氏より、何年か前に説明いただき、経営者ならそこに投資しないなと思ったからです。
簡単に言うとTOICAエリアの機械にSuicaの情報も入れなければならず、読み取り機に過大な負荷が掛り情報処理に時間がかかる、そしてコストもとてもかかるが、御殿場線沿線は人口減少が著しいエリアです。
今後人口が爆発的に増えたり、沿線のどこかに新たに大きな雇用を創出するほどの企業が誘致されるなどがあれば別でしょうが、そんなこともなさそうです。
ましてやコロナで鉄道会社の経営環境はどこも厳しいものとなりました。
まず無いと思います。
それでも困っている人がいるのだからそこに力を傾けるのが政治だというのであれば参加してもしてもいいと思いますし、現に多くの方が参加しておられます。
ただ、私は町会議員の報酬アップを公約に掲げた人間です。
企業がいい人材を得ようと思えば、それなりの報酬を払うことも必要で、人材確保のためにそうした意思決定を行うのも経営者の仕事です。
同じように議会でもいい議員を確保したければ経営感覚を持ってそこに手を入れる必要があります。
それを掲げておいて、『あなたが経営者ならそこに投資するのか?』と訊かれるようなことに協力はできないと思いました。
確認のために前述のS氏に報告を入れました。
さらに追加説明が来ました。エリアまたぎの発生する区間でも定期は既に販売されているので、困っている人は以前より減少しているはず。
ましてや開成町の在住者となると・・・ということでした。
それよりも、と鉄道マニアらしい視点で厳しい注文を付けられました。
『開成駅の1日平均乗降人数は、2019年度に12,350人まで伸びたが、その後コロナの影響で減り、2021年度は10,676人まで戻したものの、コロナ前の状況までは戻っていない。そして、この乗降人数は小田急線の急行停車駅では最低。
開成駅は急行停車が開始された当初は新松田ー小田原間ノンストップの快速急行が走っていたが、今はほぼすべての快速急行が新松田から急行に種別変更して開成にも停車するようになっている。 しかし、いつまでたっても開成駅の利用客が増えなければ、再び開成駅を通過する快速急行の増加を招く。』というものです。
だとしたら、極めて利己的かもしれませんが、山北から松田駅まで行って新松田で小田急に乗り換えるより、いっそのこと開成の駅前に駐車場借りてここから急行に乗りませんか?とでもも言いたくなります。 そして、そのための駅前駐車場確保に動く方が開成町の議員としてふさわしい行動ではないかと思います。
それにしても議連への不参加が一人だとは思いませんでした。
わざわざこのHPに「同調圧力」の項目を設けるくらいなのでなんとも思いません。
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