身を斬られる思いで判子を押した
- sumioyamashita2847
- 2023年4月3日
- 読了時間: 2分
4/1土曜日に、南足柄市の山﨑由恵さんからお誘いがあり、慶応大学の井出 英策 先生がゲストスピーカーの福祉と自治を考える勉強会に参加しました。

親の収入の差で、子どもの命や学習の機会が左右されない社会の実現という思想がないと「バラマキ」という批判にビビるとか・・・思想という言葉を近年こんなに聞いたことはありませんでした。 こういうテーマになると、強烈に思い出すことがあります。
娘の高校のPTA会長の時のことです。
PTA会費って12で割れる金額じゃないといけないんのです、月割りで返還する可能性があるから。
その返還の書類にPTA会長として押印したことが何度かあります。
理由は「転校」でした。
多かった転校先は「NHK学園」・・・ そして保護者欄にはほぼ間違いなく母親の名前がありました。
勝手な想像ながら、シングルマザーで経済的な問題から、通信制のNHK学園への編入というのはそう外れていないはずです。
シングルマザーで金銭的に余裕がなく、しかたなく子どもに通っている県立高校をあきらめてくれと言わなければならない親の胸の内を思うと、同じ親として胸が引き裂かれるような思いがありました。 身を斬られる思いでPTA会費返金の判をついていました。 夏休み明け、娘が〇〇って同級生が転校してた・・・ということがありました。 ひっそりと、友人にお別れも言えず、生徒は生徒で辛い思いがあると思います。
私はこんな思いをする親子を一人でも減らしたい、できればなくしたい。
政策に掲げた「入学金に間に合う奨学金」に代表される子育て支援政策はこんな思いから生まれたものです。
※NHK学園はわかりやすく言えば通信制の学校です。 学費は、入学時にかかるのが8万円弱。 そして世帯年収590万円以内なら、授業料0円になる支援制度があります。
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