政治参画フォーラム詳報 どうなる3月議会
- sumioyamashita2847
- 2月13日
- 読了時間: 2分
1月25日に新宿の婦選会館で開催された市川房江記念会主催の政治参画フォーラム
「25年度予算、国・自治体はどう動く
~25年度 国・自治体予算 大きな変化・問われる議会~ 」
を受講してきました。
講師は菅原 敏夫 氏(専攻 自治体財務、地方財政、公共サービス論神奈川県職員研修所、公益社団法人東京自治研究センターを経て、公益財団法人地方自治総合研究所研究員などを歴任)でした。
ちょうど当日の朝刊各紙に掲載された、石破首相の施政方針演説の話が導入でした。
「楽しい日本」
演説の3割は地方創生2.0だった、令和の「日本列島改造」。
田中角栄の地方創生は、国が高速道路を作った。
石破総理の地方創生は自治体に新しい交付金を出すという予算。
地方創生枠は毎年1兆円、地方創生2.0は予算は2兆円(枠は1兆円、その他1兆円くらい)。
地方が何に使うか考えて申請しないといけない。
ここで例に上がったのが「イカキング」でした。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2,500万円を充てて作られたスルメイカ像です。さんざん税金の無駄遣いだと批判され、議会も質問もなしに可決して、併せて批判の対象となりました。
しかし、結果的に大人気となり設置費用の6倍以上の経済効果があったとされます。

次の3月議会の予算質疑が行われます。
菅原先生からは『つぎの予算議会は荒れて当然、荒れなかったらメンバーが考えていない。
3月議会は予算の見方がこれまでとは異なる、これをやめろ、無駄遣いやめろは議会のテーマではなくなる。使い道の提案をしないといけない!』と話がありました。
2001年の制度創設以来、2025年ははじめて臨時財政対策債がゼロになりました。つまり政府には出す金はあるということです。
同時に、25年ぶりの大きな地方自治法の改正に対応する必要があります。
令和6年9月26日に施行された地方自治法の一部改正により、「指定地域共同活動団体」制度ができました。平たく言うと自治会の連合会のようなもので、ここに市町村から行政財産を貸付けたり、随意契約で美化作業や子どもの居場所づくり、高齢者福祉等の委託を受けることができるようにした制度です。広島市は既に、この条例案の素案を出し、パブリックコメントの募集も終わっています。
わが開成町でも3月議会の議案として出てくるのか、注目しています。
それにしても、自治会の役員を探すのに苦労している状態で、本当にこんな組織が稼働するのでしょうか?
それはまた別の機会にするとして、3月議会までにはかなりの準備を要します。
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