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「民主主義」と罰則と、つばさの党

  • sumioyamashita2847
  • 2024年5月16日
  • 読了時間: 3分

かつての大人気の司会者大橋巨泉さんは56歳で仕事をセミ・リタイア。

春・秋は日本、夏はカナダ、冬はオセアニアと、季節ごとに暑さ寒さを避けたエリアで、趣味のゴルフや釣り、ベリー摘みなどをしながら快適生活を送るようになります。

その生活を支えたのは、世界各地に設けた「OKギフトショップ」の収益でした。

その巨泉さんの著書の中に、オーストラリアでの生活の1幕として、ごみ捨てとその見回りの話しが出ていました。

『ちゃんと決められた日時に決められた方法でごみを出しているか、それを地域の役員などが見て回る、面倒であるが、それを守らないと、官憲が出てきて罰則付きの決まりができ、不自由になるので、そうならないために地域住民が自主的にマナーを守るようにしている。これが自由を守ることである』というようなことが書かれていました。

 

これが当に民主主義です。

政治学者の宇野 重規 氏によると、民主主義の基本的理念は『参加と責任のシステム』であり、採用されるとは限らなくても、自分の意見を表明し、耳を傾けてもらえることが大切で、この実感があって初めて、そこでなされた決定にも責任を持とうと思えると語っています。

これこそが市民による直接的な統治である民主制です。

 

現在は、民主主義と言えば、それは議会制民主主義のことを指しますが、これは選ばれた代表者による意思決定である共和制が、フランス革命とアメリカ独立革命を機に、『議会』が民主化の先導的役割を果たすようになり、本来は別の起源を持つ民主主義と議会制がつながり、今日に至ったといいます。

 

簡単に言うと自分たちで決めたことには自分たちで責任を持とうというのが民主統治です。

マナーを守ることで自由を守ってきたもので、それができないと罰則付きのルールができて、自由が制限されてしまうということです。

 

つばさの党に家宅捜索が入りました。

衆議院東京15区補選での選挙妨害の容疑によるものです。

つばさの党の根本良輔幹事長(今回の補選の立候補者)と黒川敦彦代表は、取材に対し、法律の範囲内でやっている、質問していただけと語っていました。

法律とは常に現実があり、それに対応する必要があって遅れてできます。

現行法に抵触しないからと言って、大勢の迷惑になるような行動をとれば規制されるのは必然です。

現に、自民党の茂木幹事長は、記者会見で『明らかに異常だ。これまで見たことがないような妨害行為が行われたことは極めて遺憾』と述べました。

そのうえで「今後、罰則強化など実効性のある対応をしっかり検討し、必要な法改正を行っていきたい」と語っていました。

つまり想定の範囲を超える悪質な行為であったので、法改正を行うということです。

法律が想定していないことをやれば追っかけで法律ができて、だれにとっても自由の範囲が狭められるリスクがありますが、そうならないために民衆が自らを律していくのが民主主義です。

 

つばさの党はそんなことさえ理解していなかった、いわば思想的テロリストです。

若しくはただの目立ちたがり屋ですね。

偉そうに法の範囲でやっているなどと言わせたくありません。

 

 
 
 

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